Menicon Miru 広島本通店【目の色は光の反射で決まる?】知ればもっと目が好きになる、光と色の不思議
こんにちは、Menicon Miru広島本通店です。
今回は、私たちが毎日物を見ている『目』について、ちょっと不思議でワクワクする科学のお話をお届けします。
青い目には青い色素がない?
世界にはさまざまな目の色があります。青、緑、茶色、灰色...。でも実は、青い目には青い色素が存在しないってご存じでしたか?
青い目が青く見えるのは、虹彩に含まれるメラニン色素が少ないため。光が虹彩の中で散乱し、特定の波長の光(青い光)が強く反射されることで、青く見えるのです。この現象は『レイリー散乱のような現象(厳密に言うと細かい分類分があります。)』と呼ばれ、空が青く見えるのと同じ原理です。
つまり、青い目は「青い色素があるから青い」のではなく、「光の反射によって青く見える」んですね。これは、目が単なる器官ではなく、光と色の物理現象を体現する場所であることを示しています。
茶色い目は光を吸収する
一方、茶色い目の虹彩にはメラニンが多く含まれており、光を吸収するため暗い色に見えます。メラニンの量が多いほど、目の色は濃くなり、黒に近づいていきます。
このように、目の色は「色素の量」と「光の散乱・吸収」によって決まるため、遺伝だけでなく環境や成長によっても変化することがあります。赤ちゃんの目の色が成長とともに変わるのも、メラニンの生成量が増えるためです。
目の色とコンタクトレンズの関係
この『目の色の仕組み』は、実はコンタクトレンズ選びにも関係しています。特にカラーコンタクトを選ぶ際には、元の目の色によって発色が大きく変わることがあります。
たとえば、青い目の人がブラウン系のレンズをつけると、レンズの色がそのまま映えることが多いですが、黒や茶色の目の人が同じレンズを使うと、元の色が強く影響して、思ったような発色にならないことも。
これは、目の色が「光の反射」によって見え方が変わるためで、レンズの色と目の色の相性を考えることが、自然な仕上がりを得るためのポイントになります。
科学を知ると、目がもっと面白くなる
私たちは日々、目を使って世界を見ています。でもその「見る」という行為の裏には、光の物理現象と生物学的な仕組みが複雑に絡み合っているのです。
目の色が光で決まる。
目の奥には脳とつながる神経がある。
目は、ただの「視覚器官」ではなく、自然の神秘が凝縮された場所なのです。
Menicon Miru広島本通店では、こうした目の仕組みを理解したうえで、一人ひとりの目に合ったコンタクトレンズ選びをサポートしています。科学の視点を取り入れることで、より快適で、より自分らしい視力ケアが可能になります。
目の色は、あなたの個性のひとつ。
そしてその色は、光と生物の不思議なコラボレーションによって生まれています。
次に鏡を見るとき、ぜひ「自分の目の色はどうしてこの色なんだろう?」と考えてみてください。
きっと、目がもっと好きになるはずです。
こっちの記事も読んでMiru👀❓
Menicon Miru 広島本通店
☏0120-138-341
10:30~19:00
(日祝 10:30~18:00)
※眼科受付は11:00~となります
定休日:水曜日