Menicon Miru 札幌駅前店正視、近視、遠視、乱視ってなに?
2025.11.23
はじめに
視力に関する悩みは、現代人にとって身近な問題です。
スマホやパソコンの長時間使用により、目の疲れや視界のぼやけを感じる人も多いでしょう。
そんなとき耳にする「近視」「遠視」「乱視」、そして「正視」という言葉。
これらは何を意味し、どんな特徴があるのでしょうか。
本記事では、それぞれの違いや原因、対策方法をわかりやすく解説します。
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用語の考え方
人の目はカメラに似た構造を持ち、角膜と水晶体がレンズの役割を果たし、網膜に光を集めることで像を結びます。
この焦点が網膜に正しく合っている状態 →「正視」
焦点が前後にずれたり、光が一点に集まらなかったりする状態 →「屈折異常(近視、遠視、乱視)」
特徴
1.正視
焦点が網膜にぴったり合っている状態です。
近くは調節力を使ってクリアに見えます。
2.近視
焦点が網膜より手前にある状態のため、遠くがぼやけて見えます。
原因は眼軸が長いことや角膜・水晶体の屈折力が強すぎること。
遺伝や長時間の近距離作業が影響します。軽度なら生活に支障は少ないですが、
進行すると眼鏡やコンタクトが必要です。
3.遠視
焦点が網膜より後ろにある状態で、近くも遠くも見えづらくなります。
眼軸が短いことや屈折力が弱いことが原因です。
調節力で補える場合がありますが、強い遠視は弱視や斜視のリスクがあるため
早期発見が重要です。
4.乱視
角膜や水晶体の形が歪み、光が一点に集まらない状態です。
どの距離でもぼやけたり二重に見えたりします。
正乱視はメガネやコンタクトで矯正可能ですが、不正乱視は手術が必要に
なることもあります。
対策例
・眼鏡やコンタクトレンズ
近視には凹レンズ、遠視には凸レンズ、乱視には円柱レンズを使用します。
正確な度数測定が重要です。
・生活習慣の改善
スマホやPCの長時間使用を避け、1時間ごとに休憩を取りましょう。
屋外で自然光を浴びることも近視進行抑制に効果的と言われています。
・オルソケラトロジー
特殊なコンタクトレンズを夜間装着し、角膜の形を矯正する方法。近視進行抑制に有効とされます。
・屈折矯正手術
レーシックやICL(眼内コンタクトレンズ)などの手術で、角膜や眼内にレンズを調整します。
乱視や強度近視にも対応可能ですが、費用やリスクを理解した上で選択する必要があります。
・栄養と目のケア
ビタミンA、ルテイン、DHAなどを含む食事を心がけましょう。
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まとめ
・正視、近視、遠視、乱視は、焦点の位置や角膜の形状によって起こる屈折異常です。
・現代社会では特に近視や乱視が増加傾向にありますが、適切な矯正と生活改善で
快適な視界を保つことが可能です。
・視力に違和感を感じたら、早めに眼科で検査を受けましょう。
あなたの目の健康を守る第一歩は、正しい知識と行動です。