Menicon Miru 広島本通店気温の高くなる夏、コンタクトレンズの保管上の注意と対策。
こんにちは
MeniconMiru 広島本通店です
夏の暑さが厳しくなると、私たちの生活の中でさまざまな注意が必要になります。熱中症や食品の保存などが話題になりますが、意外と見落とされがちなのが「コンタクトレンズの保管方法」です。高温環境はレンズや保存液に悪影響を与える可能性があり、目の健康にも関わる重要なポイントです。この記事では、夏のコンタクトレンズ保管に関する注意点と対策をわかりやすく解説します。
特に夏場は気温が高くなることで、レンズの変形や保存液の変質が起こりやすくなります。例えば、車内に放置されたコンタクトレンズが高温にさらされると、保存液の成分が分解され、レンズの性能が低下することも...。これにより目に違和感を覚えたり、感染症のリスクが高まる可能性もああります。こうした事例を防ぐためにも、夏の保管方法について正しい知識を持つことが大切です。
コンタクトレンズの耐熱温度
🍎ハードコンタクト
ハードレンズは硬いプラスチック素材で作られており、製造時には約60度で処理されています。ある程度の高温には耐えられますが、長時間の高温状態には注意が必要です。
🍎ソフトコンタクト
一方、ソフトレンズは水分を含む柔らかい素材でできており、製造時には約120度の高温で処理されています。未開封の状態であれば高温にも比較的強いですが、開封後は洗浄保存液に浸して保管するため、液の変質がレンズに影響を与える可能性があります。
保存液の耐熱温度
洗浄保存液はコンタクトレンズを清潔に保ち、目への安全性を確保するために欠かせない存在です。しかし高温には弱く、35度以上の環境では変質する可能性があります。特に夏場の車内や直射日光が当たる場所では、保存液の成分が分解され、殺菌効果が低下することがあります。
保存液の変質は、レンズの性能だけでなく、目の感染症リスクを高める原因にもなります。菌の繁殖は35度で急激に進むことが確認されており、保存液の管理には十分な注意が必要です。
車の中での保存の危険性
夏の車内は外気温が35度の場合でも、わずか30分で車内温度が45度以上に達することがあります。JAFの実験によると、黒い車体では最高で57度、ダッシュボード上では79度にもなることが確認されています。
このような高温環境にコンタクトレンズや保存液を置いておくと、レンズの変形や保存液の変質が起こり、目に装着した際に違和感や炎症を引き起こす可能性があります。特に車内に放置されたレンズケースは、菌の繁殖にもつながりやすく角膜感染症のリスクが高まります。
コンタクトレンズの保管場所
夏場のコンタクトレンズの保管場所としておすすめなのは、直射日光が当たらず室温が安定している場所です。具体的には、扉付きの棚や洗面所周辺が適しています。洗面所は手を清潔に保ちやすく鏡もあるため、レンズの装着や取り外しがスムーズに行えます。
また、使い捨てタイプのレンズは箱に入れたまま保管することで、湿気や温度変化から守ることができます。左右のレンズを間違えないように、目印をつけておくのもおすすめです。
気をつけること
⚠️コンタクトレンズを安全に使用するために、以下の点に注意しましょう。
①車内に放置しない
②保存液はこまめに交換する
③レンズケースは毎回洗浄し、自然乾燥させる
④高温多湿の場所を避ける
⑤ワンデータイプの使用を検討する
⑥使用期限を確認し、古いレンズは使わない
⑦目に違和感がある場合はすぐに使用を中止する
夏の暑さは、コンタクトレンズの保管にとって大きなリスクとなります。レンズや保存液の耐熱性を理解し、適切な保管場所を選ぶことで、目の健康を守ることができます。特に車内での保管は絶対に避け、室温で直射日光の当たらない場所に保管することが重要です。
この記事を参考に、今一度ご自身のコンタクトレンズの保管方法を見直してみてください。安全で快適な夏を過ごすために、正しい知識と対策を身につけましょう。
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