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Menicon Miru 福岡天神店ソフトコンタクトレンズ洗浄液の種類について

ソフトコンタクトレンズを使用していると、ドラッグストアや販売店に数多くの洗浄液(ケア用品)が並んでおり、どれを選べばよいのか迷ってしまうことはありませんか。価格やパッケージの印象だけで選んでしまうと、ご自身のライフスタイルや使用しているレンズに合っていない場合もあります。

ソフトコンタクトレンズの洗浄液には、大きく分けて「MPS(マルチパーパスソリューション)」「過酸化水素タイプ」「ポビドンヨードタイプ」の3つの種類があります。それぞれの特徴を理解することで、日々のケアにかかる手間や、レンズを清潔に保つための適切な選択ができるようになります。

この記事では、ソフトコンタクトレンズ用洗浄液のタイプ別の特徴と、選び方のポイント、そして正しいケアの注意点について詳しく解説します。

最終更新日:2026/08/03
執筆:Menicon Miru 福岡天神店ブログ担当

この記事の要点

  • 洗浄液には「MPS」「過酸化水素」「ポビドンヨード」の主な3タイプがある
  • MPSは1本でケアが完了する手軽さが特徴だが、十分なこすり洗いが必須
  • 過酸化水素とポビドンヨードは高い消毒力を持つが、専用ケースでの中和作業が必要
  • ご自身のライフスタイルや、カラーコンタクトレンズへの対応可否を確認して選ぶことが重要


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ソフトコンタクトレンズの毎日のケアが必要な理由

1日使い捨て(ワンデー)タイプを除く、2週間交換や1ヶ月交換タイプのソフトコンタクトレンズを使用する場合、毎日のケアは欠かせません。なぜなら、レンズを装用している間、目から分泌されるタンパク質や脂質、さらには外気中のホコリや花粉などがレンズ表面に付着するからです。

ソフトコンタクトレンズは素材に水分を含んでいるため、ハードコンタクトレンズに比べて汚れが蓄積しやすいという特性があります。汚れをそのままにしておくと、レンズがくもって見えにくくなるだけでなく、装用感が悪化する原因になります。さらに、蓄積した汚れは雑菌が繁殖する温床となり、目のトラブルを引き起こすリスクを高めてしまいます。

ケアの2つの大きな目的

  • 洗浄・すすぎ:レンズ表面に付着したタンパク質、脂質、化粧品、ホコリなどの汚れを物理的に落とすこと。
  • 消毒:レンズに付着した細菌や微生物を死滅、または減少させること。

洗浄液は単に水で洗うのとは異なり、これらの汚れを落とし、消毒効果を持たせる成分が含まれています。レンズを清潔な状態にリセットし、翌日も快適に使用するために、適切な洗浄液を選ぶことは非常に重要です。次の章から、洗浄液の主な種類とそれぞれの違いを見ていきましょう。

洗浄液の主な3つのタイプと違い

ソフトコンタクトレンズ用の洗浄液は、主成分やケアの仕組みによって大きく「MPS(マルチパーパスソリューション)」「過酸化水素タイプ」「ポビドンヨードタイプ」の3つに分類されます。それぞれにメリットと注意点があり、ご自身の生活スタイルや優先したいことによって選ぶべきタイプが変わってきます。

タイプ 特徴・メリット 注意点 こすり洗い
MPS
(マルチパーパスソリューション)
1本で洗浄・すすぎ・消毒・保存が可能。手軽で扱いやすい。 消毒力が他の2つよりマイルドなため、こすり洗いが必須。 必須
過酸化水素タイプ 消毒力が高い。つけおきするだけでケアの手間が少ない。 中和作業が必須。カラコンには使用できないことが多い。 原則不要
ポビドンヨードタイプ 非常に高い消毒力。ヨウ素の力で幅広い菌に対応。 中和作業が必須。ヨウ素アレルギーの方は使用不可。 原則不要

表のように、手軽さを重視するか、消毒力や手間の少なさを重視するかで選択肢が異なります。それぞれの特徴について、さらに詳しく確認していきましょう。

手軽さが魅力の「MPS(マルチパーパスソリューション)」

MPSは「Multi Purpose Solution」の略で、直訳すると「多目的液」という意味になります。その名の通り、1本のボトルで洗浄、すすぎ、消毒、保存のすべての工程を行えるのが最大の特徴です。現在、市販されているソフトコンタクトレンズ用洗浄液の中で最も普及しているタイプです。

メリットと仕組み

複数の液を使い分ける必要がなく、旅行やお泊りの際にも持ち運びが容易です。専用ケースを必要とせず、一般的なレンズケースで使用できます。成分としては、界面活性剤などが含まれており、レンズの汚れを浮かせて落とす仕組みになっています。また、多くのカラーコンタクトレンズにも対応している点もメリットです。

注意点:こすり洗いが必須

MPSは目への刺激を抑えるために、消毒成分の濃度がマイルドに設定されています。そのため、液にただつけておくだけでは十分な消毒・洗浄効果が得られません。

こすり洗いを省略しない

MPSを使用する場合、手のひらの上でレンズを指の腹で優しくこすり洗いすることが不可欠です。こすり洗いを怠ると、汚れや細菌が蓄積して目のトラブルにつながる恐れがあります。

MPSは、「毎日のこすり洗いの手間が苦にならない方」や「外出先でも手軽にケア用品を扱いたい方」に向いている選択肢です。

高い消毒力が特徴の「過酸化水素タイプ」

過酸化水素タイプは、主成分として過酸化水素を使用している洗浄液です。専用のケースにレンズと液を入れ、一定時間つけおきすることでケアを行います。高い消毒力が特徴で、レンズをより清潔に保つ効果に優れています。

メリットと仕組み

過酸化水素が反応して発生する細かい泡の力で、レンズの奥に入り込んだ汚れまで浮かせて落とします。最大の特徴は、原則としてこすり洗いが不要であり、つけおきするだけでケアが完了する点です。これにより、レンズをこする際につく傷や破れのリスクを減らすことができます。

注意点:中和作業が必要

過酸化水素はそのままでは目に強い刺激となるため、使用前に無害な成分(水と酸素)に分解する「中和」という工程が必須です。

中和忘れ・中和不足に注意

中和には、専用ケースに内蔵された白金ディスクを使うタイプや、中和錠剤を入れるタイプがあります。中和が完了する前(一般的に6時間以上)にレンズを目に入れてしまうと、激しい痛みや角膜障害を引き起こす危険があるため、指定された時間を必ず守る必要があります。

※カラーコンタクトレンズは、過酸化水素の漂白作用により色落ちする可能性があるため、使用できない商品が多くあります。ご使用のカラコンのパッケージや説明書を必ず確認してください。

過酸化水素タイプは、「毎日のこすり洗いの手間を省きたい方」や「より高い消毒力でレンズを清潔に保ちたい方」に適しています。

幅広い菌に対応する「ポビドンヨードタイプ」

うがい薬や消毒薬などにも使われる成分「ポビドンヨード(ヨウ素)」を主成分としたケア用品です。過酸化水素タイプと同様に、専用ケースでのつけおきによってケアを行います。

メリットと仕組み

ポビドンヨードの強力な殺菌力により、一般的な細菌だけでなく、より幅広い微生物に対して高い消毒効果を発揮します。こちらも原則としてこすり洗いは不要です。ケア開始時は液がオレンジ色(ヨウ素の色)ですが、中和が完了すると無色透明に変わるため、中和の完了が目で見て分かりやすいという独自の利点があります。

注意点:ヨウ素アレルギーと中和

過酸化水素タイプと同じく、指定された時間(一般的に4時間以上)の中和が必要です。中和が不十分な状態で装用すると目に刺激を与えます。

アレルギーに関する確認

主成分がヨウ素であるため、ヨウ素アレルギーをお持ちの方は使用できません。また、甲状腺疾患がある方も使用前に医師への相談が推奨される場合があります。

ポビドンヨードタイプは、「こすり洗いの手間を省きつつ、最高レベルの消毒効果を求める方」に向いています。一部のカラーコンタクトレンズには使用できない場合があるため、対応可否の確認が必要です。

自分に合った洗浄液を選ぶ3つのポイント

結局どれを選べばいいのか迷った場合は、以下の3つのポイントをご自身の状況と照らし合わせて確認してみてください。

1. ケアにかけられる時間

帰宅後すぐにこすり洗いをする余裕があるか、つけおきだけで済ませたいかで、MPSか中和タイプ(過酸化水素・ポビドンヨード)を選びます。

2. レンズの種類(カラコン等)

カラーコンタクトレンズを使用している場合、過酸化水素タイプなどは色落ちの可能性があるため、MPSが選ばれることが多くなります。

3. 目の状態と汚れやすさ

目にタンパク汚れがつきやすい方や、レンズのくもりが気になる方は、より消毒力・洗浄力が高い中和タイプが適している場合があります。

新しい洗浄液に変更する際や、目に違和感がある場合は、自己判断せず眼科医に相談し、ご自身の目とレンズに合ったケア用品の指示を受けることをおすすめします。

正しいケアの基本手順とレンズケースの扱い

どのタイプの洗浄液を使用する場合でも、共通して守るべきケアの基本があります。ケアを怠ると、せっかく良い洗浄液を使っていても十分な効果が得られません。

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STEP 1

事前の手洗い

レンズや目に触れる前に、必ず石鹸で手を洗い、清潔なタオルで十分に水分を拭き取ります。手に雑菌や汚れ、水分が残っていると、レンズに移ってトラブルの原因になります。

STEP 2

レンズの洗浄・消毒

選んだ洗浄液のタイプに従ってケアを行います。MPSの場合は、手のひらで表裏各20〜30回程度、優しく一定方向にこすり洗いをしてから、液ですすぎ、ケースに保存します。中和タイプの場合は、専用ケースにセットし、規定の時間以上しっかりつけおきします。

STEP 3

レンズケースの洗浄と乾燥

盲点になりやすいのがケースのケアです。レンズを取り出した後のケースは、古い液を捨てて流水(またはすすぎ液)でよく洗い、風通しの良い場所で自然乾燥させます。

ケースは定期的に交換を

洗っていても、ケースには目に見えない汚れやバイオフィルム(菌の膜)が形成されることがあります。洗浄液を新しく購入するタイミング(およそ1〜3ヶ月ごと)で、ケースも新しいものに交換することが推奨されます。

洗浄液に関するよくあるご質問

Q異なる種類の洗浄液を混ぜて使ってもいいですか?

A.絶対に混ぜないでください。異なる成分が混ざることで化学反応が起き、レンズが変形したり、目に重大な障害を引き起こす危険性があります。必ず1種類の専用液と専用ケースの組み合わせで使用してください。

Q過酸化水素タイプの中和が終わる前にレンズをつけてしまったらどう対処すればいいですか?

A.中和されていない液が目に入ると強い痛みや角膜障害を引き起こす危険があります。すぐにレンズを外し、大量の水道水で目を十分に洗い流してください。その後、速やかに眼科を受診して目の状態を確認してもらってください。

Q洗浄液に使用期限はありますか?

A.はい、あります。ボトルやパッケージに記載されている使用期限を確認してください。また、一度開封した洗浄液は空気中の雑菌が入り込む可能性があるため、商品に記載された期間内(一般的に開封後1〜3ヶ月程度)に使い切るようにしてください。

まとめ

ソフトコンタクトレンズの洗浄液には、手軽な「MPS」、つけおきで消毒力が高い「過酸化水素タイプ」「ポビドンヨードタイプ」があります。それぞれにメリットと注意すべき点があるため、ご自身のライフスタイル、毎日のケアにかけられる時間、使用しているレンズの種類に合わせて選ぶことが大切です。

どのタイプを選んだ場合でも、使用前の手洗いや、レンズケースを清潔に保ち定期的に交換するといった基本ルールを守ることが、目の健康を維持するためには欠かせません。もし、現在のケア方法に不安がある場合や、レンズの汚れが気になる場合は、眼科医の指示を仰ぎ、適切なケア用品へ見直すことを検討してみてください。

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