Menicon Miru 福岡天神店視力検査『C』の記号の名前と意味|なぜ『C』なの?
皆さんこんにちは!MeniconMiru福岡天神店です!
視力検査を受けたことがある人なら、一度は見たことがある「C」の形をした記号。なぜ「C」なのか?どうしてその向きを答えることで視力が測れるのか?
今回は、そんな素朴な疑問に答えながら、視力検査の仕組みを解説していきます。
視力検査で使われる「C」の形の記号は、「ランドルト環」と呼ばれています。これはフランスの眼科医エドムンド・ランドルトによって考案されたもので、視力を測定するための国際的な標準視標です。ランドルト環は円形で、どこか一箇所に切れ目が入っており、その切れ目の方向を答えることで視力を測定します。
【特徴】 ランドルト環の主な特徴は以下の通りです。
・円の一部が切れている「C」のような形。
・切れ目の方向は、上下左右や斜めなど8方向。
・環の太さや切れ目の幅は、円の直径の1/5。
・視力1.0の基準は、5m離れて1.5mmの切れ目が見えること。
このような特徴により、視力の精密な測定が可能となっています。
【メリット】 ランドルト環を使った視力検査には、以下のようなメリットがあります。
・国際的に標準化されているため、世界中で同じ基準で視力を測定できる
・記号の向きを答えるだけなので、言語に依存せず誰でも受けられる
・簡易的な検査でも比較的正確な視力判定が可能
・視力の数値化がしやすく、医療現場での記録や比較に便利。
【デメリット】 一方で、ランドルト環による視力検査には以下のようなデメリットもあります。
・小さな子どもや高齢者には向きの判別が難しい場合がある ・乱視や斜視などの特殊な視力障害には対応しきれないことがある
・検査環境(照明、距離、視標の質)によって結果が左右される可能性がある。
これらの点を踏まえ、必要に応じてより詳細な検査を受けることが推奨されます。
【気をつけること】 視力検査を受ける際には、以下の点に注意しましょう。
・検査前には徹夜明けや長時間のPC作業後などの目が疲れた状態は避ける。
目が疲れた状態で視力測定を受けた場合、強すぎる度数で設定されてしまうこともあります。
・正しい距離(通常は5メートル)を保つ 。
・目を細めない。
見えないとつい目を細めて見てしまうことがあると思いますが、目を細めると目に入ってくる光が収束されて確かに見えやすくなります。
ですが、目を細めて測った視力は正しい視力ではなく、度数の弱いメガネやコンタクトレンズを掛けることになってしまうので、視力測定の間は目を細めないようにしましょう。
これらを守ることで、より正確な視力測定が可能になります。
【まとめ】 視力検査で使われる「C」の記号、ランドルト環には、視力を正確に測定するための科学的な根拠と歴史があります。なぜ「C」なのかという疑問には、視角という概念が深く関係しており、視力1.0を測るための最適な形状として採用されています。
日常的に行われる視力検査ですが、その仕組みを理解することで、目の健康への意識も高まります。ぜひこのブログをきっかけに、定期的な視力チェックと目のケアを心がけてみてください。